中山大障害(J・G1)予想

これは毎年言い続けているが中山GJ&中山大障害はほかの障害重賞とはコースもペースも全然違う。
スピードよりも飛越の高さとバランス、4000m以上を走りきるスタミナが要求される。
これは大きなコース変更や昔の斤量ハンデ復活などがない限り50年後でも言い続けると思う(笑)


そもそも昔の斤量ハンデ(過去の優勝馬は1勝につき+2kg)というのは
「障害レースは安定して同じ馬が勝ち続ける」ことから導入された(と聞いている)ので、
グランドマーチスポレールのようにこのコースで勝ち続けている馬が多いのは事実。
(近年ではこれにゴーカイやまだ引退していないがキングジョイも含まれる)


今回は12頭中11頭が5歳以上(4歳も未勝利を勝ったばかりのナドレのみ)
前哨戦で強さを見せた馬もおらず、例年通り大障害コース経験馬が上位と予想される。


大障害コース未経験馬の中からの推奨馬はなし、ランヘランバコウエイトライが出てくれば
初挑戦でも重い印を打ちたくなるが今回のメンバーでは未経験というだけで無印でもOKかと。
イコールパートナーは勝った東京HJは先行馬がテイエムトッパズレの最終コーナーでの
膨らみで外に押し出された中、内を突いての勝ちで評価はしたくない。
タマモグレアーは3連勝での登場だが、重賞初挑戦が大障害コース。
テイエムドラゴンの時と同じく「来たらしょうがない馬」ということでこちらも無印。


さて、残るは大障害コース経験馬7頭だが、まずは評価を下げる馬から


バシケーン
「走ったことがある」という経験だけ、鞍上が変われば良くなると思ってるのは自分だけか(笑)


テイエムトッパズレ
近年の障害重賞でいつも逃げを打って乱ペースを作るも最後までもたない典型的逃げ馬。
昨年の中山大障害での2周目向正面でよろけてロープに引っかかって落馬とか、
上記の東京HJでは最終コーナーで膨らみすぎて自滅という好演出は今回もあるのか(笑)


トーワベガ
中山GJ3着馬で実績は全く問題なく前日オッズ1番人気だが、春3着は直線の切れだけで得た3着で
直線に障害がなくロングスパートが必要な中山大障害ではプラスには向かない。
東京HJ2着も上記の漁夫の利、京都JS4着もランヘランバコウエイトライ、Wテイエムの先行争い
に付いていけず、最後におこぼれをもらった印象しかない。一応買うが3連単の3着まで。


最後は印を打つ4頭
メルシーエイタイム
中山大障害5年連続連対、今年の中山GJは鞍上が主戦の横山でなかったことと進路を狭まれた
(実際、審議対象にもなった)ことによる落馬と思いたい。
1ヶ月前の500万下出走はもう恒例行事(笑)年2戦のG1だけに全力を尽くす馬を今年も応援したい。
毎年、何の検討もなく◎を打ってきたが、今年は検討しても結局◎になった(笑)


マルカラスカル
4年前の勝ち馬。長期休養明けだが平地を叩く余裕があったので問題ないだろう。
前日オッズ2番人気も不安材料なしということだろうからその分もプラス。
馬体重も490kg台ならば万全、絞りきれず500kg台だとちょっと落とすかも。


マイネルネオス
今回面白いと思っているのはこの馬、前走はランヘランバが強すぎて印象が薄い方も多いだろうが、
ランヘランバを除けば好位から抜け出したこの馬が2着なのは妥当な結果。
東京HJ7着は飛越ミスが響いたと思われ、飛越&外枠をクリアできれば上位浮上も充分アリ。


△トウカイポリシー
昨年の中山大障害7着、今年の中山GJ5着とようやく掲示板まで載ってきた馬。
重賞0-0-0-5なので無印も考えたが、前走勝ちと東スポ舘林の謎の○が引っかかり印は残した。


・・・と長々と予想をまとめてみたが、前日オッズでは◎−○の馬連5-10は8.1倍の2番人気、
やはり障害G1の馬券を買うオヤジ達の発想と同じような結果が出ました(笑)


後は、馬体重&パドックを見て買い目を決めますが、馬券的妙味は少ないので確実に取りたいところ。