2011/03/13-まとめ

9時近くに起床、すぐにテレビとPCを付ける。
10時近くまで情報をいろいろ見ていたが、肝心の避難所情報が少なく、若干苛立つ。
変わらない情報のためか疲れが残っていたのか3時間ほど寝てしまう。反省。


13時半ころから同級生からのメール連絡が相次ぐ、
避難はしているようなのだがどこにいるか分からない方が多数。
自分の弟(次男)も同じ状況なので、避難所の連絡先の確認が続く。


14時半、三男からメール。次男の避難先がわかったとのこと。
避難しているだろうとはなっていたが具体的な場所がわかってひとまず安心。
すぐに近くの駅前の公衆電話に向かい、対策本部へ電話したが、
5000人近くの避難者の整理がついてないとのことなのでかけ直しに。


これからはニコ生でNHK・フジの2画面、テレビでABC・MBS・YTVから2画面、計4画面をザッピング。
原発ばっかりやるんじゃねえよというご意見ももっともだが、
自分の家族、親戚、知人、故郷そのものに関わる情報なので刻々と動く情報に注視させてもらった。


17時半、再び公衆電話に向かい避難所、対策本部へ電話。
全て繋がったが取り次ぎができなかったり、人員確認ができてないところもあり、
直接会話はできなかったが、伝言板を通じて親戚の多くが集まる田村市総合体育館へ連絡してもらえるよう伝言を伝えて終了。
先ほどより現地も少しは落ち着いているようで対応も親切だった。ありがたい。


夜は特段メールや電話のやりとりはなかったが、逆に情報が停滞してるかと思ってしまうのでそれはそれで不安。
ただ、ANNは田村市総合体育館からの中継が朝から数回あったので、
避難所の雰囲気を感じることはできた。三男からもメールがあり、両親も元気とのこと。


23時過ぎ、東京に住む親戚からメール。伯母さんの避難先がわからないとのこと。
夕方の伝言で連絡をしてもらえるようお願いしていたが、まだ伝言は届いてないようだ。
自分の中でも避難所情報がまとまってなかったので、これまで収集した情報をまとめてメールを返信。


まだ、会社宛の状況報告が作れていないので、それを作成後に寝ようと思う。以下、今日の感想。

避難所情報

「避難はしているようなのだがどこにいるか分からない」というのがこれほど辛いことなのかと実感。
原発情報や救助情報が当然優先されるので避難情報は優先度は下がるのは仕方ないし、
メディアもどこの町に何人くらい避難しているという内容だけなので、
個別の情報伝達はやはり電話やメールのやりとりで追っていくしかない。

そんな中「大熊町の人の多くは田村市に」というKFB(福島放送)の中継リポーターの言葉や
双葉町の人は川俣町に避難」というNHKのテロップ1つで手がかりが1つでも増えた。
当事者になってみるとTVの言葉・テロップ1つで安心感が増すものなのだと実感。

自分の家族は確認できたが、親戚や知人の家族等まだなので明日も続けたい。

原発情報

福島第一原発1号機は一番古いものなのでこれだけかと思っていたら3号機も対応中。
他の地域に比べればもちろん古いのだが、規模は1号機より大きいので本当に頑張って欲しい。

念のために書くが、第一原発は1〜6号機とあるが、常に全機が稼動しているわけではない。
通常は2・3機、多くても4機である。これは、安全基準が非常に厳しく、
定期点検という名前だがその点検は長いときは1年にわたるため、点検中の原発は停止している。

計画停電

西日本にいるため貢献できないのが非常に残念。
関東にお住まいのみなさんにはご不便をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

これは蛇足であり、復興が終わってから考えていただければいい話であるが、
福島原発東北電力ではなく東京電力で、関東の電気を福島で作って送っていたという事実を
知らなかった方には今回のことで知っていただくきっかけになってくれればと思う。